水いぼはなぜうつるのでしょうか? うつってしまう原因を知って、感染を防ぎましょう!

-基礎知識
うつる原因について知る前に、まず、水いぼとはどのようなものなのか少しみてみましょう。

一般的に水いぼと呼ばれている症状ですが、こちらは、皮膚の表面に袋のようなものができる皮膚病です。
袋の中には水のようなものが入っているように見えます。
ポックスウイルス科の伝染性軟属腫ウイルスに皮膚が感染してしまうことで発症します。
正式名称は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と言います。

一度できてしまうと永久に治らない、ということはないです。通常、体内で免疫(抗体)ができあがると自然治癒していきます。
免疫がつくまでの期間には個人差がありますが、目安は半年から2年程度です。(※これ以上かかる場合もあります)
体が成長するとともに免疫ができるため、まだ成長過程で免疫ができあがっていない幼児から15歳くらいまでの子供に多く発症すると言われています。
また、珍しいものではなく、誰でも発症する恐れのある非常にポピュラーな皮膚病です。

特徴としては、他者や自身のまだ発症していない別な皮膚へうつる可能性が高い点です。

なるほど、免疫ができると発症しなくなるのですね。しかし、まだできあがっていない状態だとうつってしまうかもしれないというわけですね。

では、一体、どのようにして感染していくのでしょうか。

-感染のメカニズム
袋状になっているのが水いぼだということがわかりましたが、この袋の中にウイルスが入っています。
そして、免疫を持っていない皮膚がウイルスに触れてしまうことで、感染するのです。
つまり、ウイルスが皮膚に付着することが原因なのです。

袋状の部分へ何らかの負荷がかかり、破れてしまうと、中に入っているウイルスが出てしまいます。
このウイルスに触れることで感染することがあるのですね。

痛みやかゆみはないものの、皮膚のこすれやすい箇所に発症したり、一か所に集中して大量に発生すると、かゆみを帯びることがあります。
その場合、要注意です。
ふと、掻いてしまうと袋が傷つき、中のウイルスが漏れ出してしまうかもしれません。
そうなると、付近の皮膚へ感染していく可能性が非常に高いです。
脇や腕の内側、手足の指、といった皮膚と皮膚が擦れやすい箇所にできてしまうと、どんどん感染が拡大していく恐れもあるのです。
水いぼに関するこれまでの症例によると、100個以上も発症した例もあり、また、それは珍しい例ではないとのことです。

かゆみが生じていいても、掻かないようにする必要があります。
特に、就寝中は無意識に掻きむしってしまうことがありますので要注意です。

-他者へ感染しやすいケース
皮膚と皮膚が触れ合いやすいシーンでは、感染率が格段に上がります。
中でも、学校の授業や行事による集団行動は注意が必要です。

袋部分に傷がない状態だとしても、他者と皮膚が触れ合ううち、ウイルスが出てしまうことがあります。
そうなると、ウイルスの付着が原因となり、感染してしまいます。
感染を防ぐためにも、ガーゼや絆創膏などで患部をしっかりカバーしておくといいでしょう。

また、衣類などを媒介するケースもございます。
たとえば、お風呂上りに使用したバスタオルにウイルスが付着している場合、そのバスタオルを媒介してうつる可能性があります。

もし、発症してしまっている場合は、同じタオルや服を使いまわさないようにしましょう。

そのほかにも、
・トイレのマット/便座カバー
・入浴後に使用する足ふきマット
・寝具
などはウイルスが付着する可能性が高いため、注意が必要です。

あまりに症状が続く、感染の拡大がとまらない、という場合は、皮膚科での治療をおすすめいたします。

-まとめ
水いぼがうつる原因はウイルスが皮膚に付着することなのですね。
免疫がつけばいずれ治癒されるとは言え、発症している間は辛いものです。
なるべく自身の発症していない皮膚へ感染させないように、そして、他者へうつしてしまわないようにする必要がありますね。