水いぼができている場合、皮膚と皮膚が触れ合うシーンは避けておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、ウイルスが皮膚へ付着することにより、感染していくからです。

では、集団で入り、皮膚と皮膚が触れ合いやすい状況であるプールはどうなのでしょうか?

-プールに入ってもOK?
水いぼは、見た目としては気になるかもしれませんが、良性のいぼであり、悪性ではありません。
つまり、発症しないにこしたことはないものの、問題視する程、深刻な症状ではないということですね。
やがて免疫ができて、自然治癒するとその後は発症することもなくなります。
そのため、病院での治療をせずに、自然に治るまで待つ、という方も少なくありません。

しかし、皮膚と皮膚が触れることによってウイルスが付着して感染するものですので、注意はしておきたいですよね。
特に集団行動をとる水泳は大変危険なのでは? と思ってしまいますよね。
確かに、かつては、学校の規定にもよりますが、水いぼがある場合、水泳の授業を受ける(入水する)ことを禁止する学校もあったようです。
ですので、早急に治すために皮膚科で治療する子供も多かったようです。
しかし、時代は変わり、現在では、水泳自体は問題ないとされているのです。

日本臨床皮膚科医会・日本小児科皮膚科学会・日本皮膚科学会による皮膚の学校感染症についての見解(平成27年5月)をみてみましょう。

「伝染性軟属腫(みずいぼ)」の項目では、
『プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。』
とされています。

水を媒介して感染するわけではないので、入っても大丈夫、ということなのです。
(※ただし、学校や保育機関によっては独自の規定で禁止している場合も考えられます。もし、禁止されている場合は規定に従ったほうがよろしいかと思います)
少し違いますが、同様に、お風呂も大丈夫ということですね。たとえば、兄弟がいる場合、お風呂のお湯をいちいち入れ替える必要はないということです。

熱があったり、体がだるくなったり、といった症状もないのに、水泳を見学しなければならないのは子供にとってストレスにもなりかねないため、朗報、ですよね。

でも、ママやパパとしては、水いぼが別な箇所へうつってしまったら、もしくは、他者へうつしてしまったら、と不安になりますよね。
そんなときのために、発症している場合に気を付けるべきこととエチケットをみていきましょう。

-気を付けることやエチケット
水を媒介しなくても、衣服などで感染することは大いにあります。
ですので、
・他人のタオル・衣服(水着も含む)は使わない・触らない
・自分のタオルや衣服(水着も含む)はきちんと管理して、他人のタオルや衣服と触れないようにして保管する
・発症している場合はビート板などの使用を控える、あるいは、貸し借りをしない。もし、発症者が使用した場合は、必ず洗うようにする
・水泳後は、シャワーで皮膚をきちんと流して清潔にする
に気を付けて、感染を防ぎましょう。

また、こちらは、日常生活におけるエチケットとして守っておきたいことですが、
・発症している箇所は、ガーゼや絆創膏で覆う
・誤って触れてしまわないように洋服でカバーする
・掻いてしまったときに傷つけるリスクを軽減させるために、爪を丸く切っておく
・衣服は貸し借りしない
・もし、手にできている場合は、筆記用具など、触れたものはなるべく他人が触れないように管理する(貸し借りをしないなど)
などをがあります。

水いぼは、発症した箇所や個数によっては、かゆみを生じることもあります。
それに、見た目も気になるかと思います。
うつってしまっても、うつしてしまっても、気持ちのいいものではありません。

プールに入っても大丈夫ではありますが、うつらない、うつさないために気を付けて、日常生活においてもエチケットを守りましょう。