伝染性軟属腫、いわゆる「水いぼ」は免疫のできあがっていない子供に多く発症する皮膚病です。
年齢、性別問わず、見た目にわかるタイプの皮膚トラブルは辛いものがありますよね。
また、それにより、感染拡大を防ぐ目的などで生活する上で何かを制限されるとストレスになることもあります。

というわけで発症してしまったとき、どうすればいいのか、治し方についてまとめます。

-自然治癒
免疫ができあがると、自然に治ります。そして、次にウイルスが皮膚へ付着した場合も、免疫があるため、感染することはないとされています。
そのため、自然に治癒されるのを待つという治し方が、かなりポピュラーな方法です。

しかし、ウイルスは感染性が高いため、発症していない皮膚や他者へうつしてしまわないように注意する必要があります。

自然に治るまでの期間は、6ヵ月から2年程度が目安です。
積極的に治療しなくてもいいのですが、その間、水いぼが潰れて中からウイルスがでてきて、皮膚に付着しないようにしなければなりません。
また、他者への感染を防ぐためにも、タオル、衣服、寝具などを共有できなくなります。

半年くらいならまだしも、2年もその状態なのは辛い、という場合は、ハトムギが主成分であるヨクイニンの漢方を摂取すると治るまでの期間が短くなることがあります。
ヨクイニンは錠剤と粉末がありますが、子供が錠剤も粉末も苦手なこともあるかと思います。
その場合は、ヨクイニンの代わりに、ハトムギ茶を飲むのがおすすめです。

しかし、ヨクイニンは、体の内側へ作用し、徐々に緩和させるという治し方ですので、服用したとしても長期戦にはなってしまいます。

-病院での治療
▼直接取り除く
皮膚科で治療する場合、トラコーマ鑷子(せっし)と呼ばれる専用のピンセットを用います。
白くなっている水いぼ部分を直接つまみ、取り除く方法です。
痛みを伴うため、子供には辛い治療かもしれません。

痛みを緩和させるために、麻酔テープを貼ってから施術を行う病院もあります。
しかし、麻酔テープはお子様の体質や年齢によっては使用できないこともあるかと思いますので、詳しくは医師と相談なさってください。

▼ヨクイニン服用
漢方を処方してもらう方法です。こちらは、市販でも購入できるため、価格を見て決められるのもいいかと思います。
ただし、医師に処方してもらったほうが安心ではあります。

▼液体窒素
液体窒素で焼き取る方法です。痛みを伴いますので、小さいお子様には不向きなことが多いかと思います。

▼スピール膏(サリチル酸絆創膏)
スピール膏をテープで患部へ貼り付ける方法です。
およそ2日毎に貼りかえる必要があります。
1週間から10日程経過しても取れなかった場合は、そのまま続けて行います。
乾燥肌の子供に行うと、テープで患部付近がかぶれる恐れがあります。

▼硝酸銀ペースト
硝酸銀ペーストを水いぼへつける治し方です。つけた後、徐々に黒くなっていき、皮膚から水いぼが脱落します。
患部以外の皮膚へ硝酸銀ペーストがついてしまうと、その箇所も黒くなってしまうことがあるため、まずは専門家に相談しましょう。
また、痛みやかゆみが生じる場合もあるとのことです。

▼イソジン液外用
外用のタイプです。うがい薬ではありませんのでご注意ください。
入浴後など、肌が清潔な状態になってから、水いぼに直接塗っていきます。
何度も行ううち、幹部が変色し、やがて脱落します。
患部の状態や数にもよりますが、治るまでに時間を要する方法です。
また、イソジンを長期的に皮膚へ塗布することにより、アレルギーを引き起こす場合もあります。
くれぐれも自己判断で使われないことを推奨いたします。

-まとめ
色々な治し方がありましたね。
確実な方法を取るか、自然治癒を待つか。迷うところかと思いますが、お子様の体質や、患部の状態によって最適な治療方法を選びましょう。

無理やり患部を潰して、中のウイルスを押し出す方法は絶対におやめくださいね。
ウイルスが飛び散り、周囲の皮膚や他者へ感染、あるいは、症状を悪化させる恐れがあり、大変危険です。