幼児から15歳くらいの子供が発症しやすい水いぼ(伝染性軟属腫)。
放置しておいても、いずれ自然治癒するとは言え、感染拡大を防ぐためにも治療しておきたいところですよね。

病院での治療は、専用のピンセットで取り去る方法など、少々痛みを伴うものになるかと思います。
また患部の状態や個数によっては複数回の通院が必要な場合もあります。
生活スタイルにもよりますが、通院は中々大変なこともあるかと思います。

痛みもなく、通院もしなくていい方法となると市販薬を用いた自宅での治療がベストです。

では、伝染性軟属腫に使える市販薬にはどのようなものがあるのでしょうか?

-ヨクイニン配合の漢方
服用するタイプの市販薬ですと、ヨクイニン配合の漢方がいいとされています。
錠剤タイプ、粉末タイプなどがあります。
顔のイボに効くヨクイニンは漢方と化粧品どちらも同じ?の記事でも書きましたが、ヨクイニンとはハトムギから抽出された天然の成分です。
タンパク質、カルシウム、ビタミンB群など多くの栄養素を豊富に含んでいます。

角質層に働きかけ、新陳代謝を正常化し促すという作用があります。
また、摂取することで、菌に対する免疫ができるという作用も持っています。
いぼだけではなく、様々な肌トラブルに効果があるとされ、古来より肌荒れに効果的な生薬としても使われてきました。

そんなヨクイニン配合の漢方を使用して、いぼの症状を緩和させていく方法です。

ただし、漢方薬ですので、即効性はありません。
体の中から改善していき、水いぼなどの肌トラブルを緩和させていくため、個人差はあるものの、3ヵ月以上は服用を続けられることを推奨いたします。

-紫雲膏(しうんこう)
江戸時代の医師・華岡青洲が考案した軟膏です。
華岡青洲と言えば、世界で初めて全身麻酔を用いた手術を成功させた人物ですね。

漢方薬の一種で、皮膚病に効果があるとされ、今もなお人気の市販薬です。
成分は、ごま油、シコン、トウキなどです。
※いずれも安全な成分ばかりなのですが、ごま油などが含まれているため、アレルギー反応を起こす場合もあるようなので、アレルギーをお持ちの方は成分を確認してから使用を検討されてくださいね。

抗炎症作用、抗菌作用、抗腫瘍作用などがあり、水いぼにもいいと言われています。

使用方法としては、入浴後などの清潔な状態の患部へ軟膏を塗布します。
塗布した後に、寝具や服に触れてとれてしまわないように、絆創膏で覆うといいです。
これを日々続けていくと、少しづつ、いぼが剥がれてくるとのことです。
目安として、1週間から10日程度毎にピンセットで痛みや刺激を感じない程度に剥がれかけた箇所を取り除きましょう。

2ヵ月から3ヵ月続けるといぼを取り除けるそうです。
時間はかかりますが、しっかり丁寧に治したいという方におすすめです。

ただし、いぼ治療に使用された方や効果を得たという方が多くいらっしゃいますが、水いぼに効果があるとして販売されている商品ではないです。
また、どの成分がどのように作用して、いぼの症状を緩和、改善に向かわせるのかも明確には解っていないなどの点から、使用するかどうかじっくり検討なさってくださいね。

-イソジン消毒液・軟膏
うがい薬の方ではなく、消毒液、あるいは軟膏タイプです。
消毒剤であり、ポビドンヨードと呼ばれる成分が菌に対して有効とされています。

こちらも紫雲膏同様、効果があったと仰る方や使用される方が多くいらっしゃいますが、ポビドンヨードが水いぼの原因菌である伝染性軟属腫ウイルスにも確実に有効なのかは明確にされておりません。

また、長期間、皮膚病のある肌へイソジンを塗り続けるとアレルギーになる可能性もあると言われていることから、十分な注意が必要です。
さらに、ヨードの関係で、甲状腺異常がある方は医師に相談してから使用する必要があります。

アレルギーなど専門的なことに関して、何かトラブルが起きてからでは遅いですので、家庭でのイソジン消毒液の使用はおすすめいたしません。
イソジンを使用する皮膚科もあるようですので、そちらで相談されることをおすすめいたします。

-まとめ
紫雲膏やイソジン消毒液で効果があったという方がおられるのも事実ですが、使用に当たっては注意が必要です。
水いぼへの市販薬ならヨクイニン配合の漢方が使いやすく、おすすめです。