ヨクイニンとヨクイニントウと言うものがありますが、似て異なるものだと知っていましたか?
名前がよく似通っているのでヨクイニンと間違えることが多いのですが、その効能は全く違うものだと言われています。
ですから間違った使い方をするととんでもないことになります。

ではどのように違うのでしょうか。

ヨクイニンについて

ヨクイニンはイネ科のハトムギの種子です。
種皮をつけたままのものをハトムギと呼び、ハトムギの成熟種子の皮を除いたものをヨクイニンと呼んでいます。
ヨクイニンエキスはそのヨクイニンから抽出した成分を言います。

ではヨクイニンの効能をチェックしてみましょう。

ヨクイニンは化膿した膿を排出する作用を持っています。
肌を滑らかにする効果も期待出来ます。
日本ではよくいぼ取りやニキビ治療に古くから用いられてきたものです。
ヨクイニンエキス、ヨクイニン細粒、もしくは生薬としてヨクイニンの粉末がヨクイニン末として販売されています。
今でもエキスは皮膚科で処方されることもあります。
味は単味の味がします。
大きなドラッグストアなどでもツムラの漢方を取り扱っていれば、ヨクイニンを購入することが可能ですから、比較的手に入りやすい漢方だと言えるでしょう。

子供のいぼ取りも可能で、ヨクイニンのお茶として飲んでも美肌効果があると言われているのがヨクイニンです。
水いぼにも効果がありますし、ママが美肌を保つためにお茶を飲むのも良いでしょう。
味は単一な味ですからそれほどくせもなく飲むことが出来ます。

ヨクイニントウについて

では一方ヨクイニントウとはどんなものなのでしょうか。

ヨクイニントウとは関節などに溜まった水分を取り、痛みを和らげる効果のある漢方です。
発汗作用も持っており、体の熱を下げ、または痛みを発散して治してくれるものです。
ヨクイニンとは全く効能が違うのが分かりますね。

ですから筋肉痛や関節痛、関節リウマチなどに適応されることが多いのがヨクイニントウです。
慢性化していても、体力の保たれている人に用いられています。
ヨクイニンを構成しているものとしてはヨクイニン、麻黄、ケイヒやソウジュツ、トウキやシャクヤク、カンゾウなどがあります。

注意すべき人は体が酷く弱っている人、発汗の多い人にはヨクイニントウは向いていません。
また胃腸の弱い人も慎重に用いる必要があるようですね。
さらに麻黄は心臓、血管に負担をかけるエフェドリンという物質が含まれています。
ですから高血圧、心臓病や循環器系等に病気がある人は慎重になるべきでしょう。

飲み合わせや食べ合わせも注意が必要な場合もあります。
エフェドリンやテオフィリンなど交感神経のある薬との併用は慎重に行いましょう。
カンゾウを含む他の漢方と一緒に飲む場合、偽アルドステロン症の副作用に注意が必要です。

また多少のむくみが起こる場合もありますが、これは偽アルドステロンと呼ばれる症状のうちの1つです。
念のため注意しておきましょう。

このようにヨクイニンとヨクイニントウの違いは明白です。
けしていぼ取り目的でヨクイニントウを使わないようにしましょう。

【関連記事】⇒ウイルス性イボにヨクイニンは効果あり?